さて、実際にAGAを治療していくわけですが、何が必要なのでしょうか。
結論から言うと、必須アイテムは2つ。
「フィナステリド(もしくはデュタステリド)」と「ミノキシジル」です。
それぞれがとういう役割を果たしているかというと、
まず、フィナステリドは5αリダクターゼⅡ型の働きを抑制する薬です。
テストステロンからDHTへの変換を食い止め、脱毛を防ぎます。守りの要です。
そして、デュタステリドですが、これはフィナステリドよりも新しい薬です。
フィナステリドが5αリダクターゼⅡ型にのみ効果があるのに対し、
デュタステリドはⅠ型の抑制にも効果がある為、
より効果があるとかなんとか言われています。
(※2020年8月追記)
というのはどうやら誤りであり、そもそもⅠ型は薄毛の原因にはならないようで、
単純にフィナステリドよりもデュタステリドの方が血中に滞在する期間が長いので効果が勝るということだそうです。
(参照)
https://ningyocho-cl.com/hair/aga-towa/
しかし、I型もⅡ型も抑制するからデュタステリドのほうが効果が高いと書いてあるクリニックのサイトもたくさん存在します。どっちやねん
まだ歴史が浅いことや、それによって副作用が未知な部分があったり、
価格がやや高いことから、フィナステリドで充分であるという意見も多いです。
フィナステリドは国内では「プロペシア」という名前のものが承認されている薬です。
デュタステリドは「ザガーロ」が承認されています。
プロペシアやザガーロは、購入するには医師の処方箋が必要です。
成分の同じ安価な製品(いわゆるジェネリック)も存在しますが、
薬機法の観点から具体的な商品名を出すことは出来ません。
名前を出してるサイトは沢山あるのですが、違法なんですよね。
こちらについては別記事で説明したいと思います。↓
続いてミノキシジルです。
元々は高血圧の治療のための血管拡張薬として開発されましたが、
副作用として毛がガンガン生えてきた為(多毛症)、現在では発毛剤として存在しています。
ミノキシジルには飲むタイプ(ミノキシジルタブレット)と頭に直接塗るタイプがあり、
塗るタイプで有名なのは、大正製薬の「リアップ」でしょうか。
最近は特許が切れたこともあり、スカルプDで有名なアンファーからは
「メディカルミノキ5」という似た効果の商品も出てきています。
飲むタイプの方が効果は抜群ですが、様々な副作用も出てきます。
副作用についても別記事で説明したいと思います。
内服薬のミノキシジルも国内で承認されていない為、具体的な商品名は出せません。
薄毛の進行状況によってはミノキシジルは使用せず、
フィナステリドorデュタステリドのみの服用で充分という場合もあるでしょう。
そこら辺は個々の薄毛進行状況と相談という感じでしょうか。
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